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住友不動産も全棟建替え

2016年03月07日

三井不動産に続いて、住友不動産も横浜市の欠陥マンションの全棟建て替えを検討すると表明しました。

 

 昨年、全国のマンション住民を不安と不信の渦に陥れた、横浜市のマンションの「基礎杭」問題。注目を浴びた横浜市都筑区「パークシティLaLa横浜」は、全棟の建て替えに向けた協議が進んでいますが、その余波が他の欠陥マンションにも広がっています。

 

 LaLaの問題発覚の約1年前、2014年に欠陥が発覚した同市西区のマンション「パークスクエア三ツ沢公園」(262戸)。販売主の住友不動産と施工した準大手ゼネコン熊谷組が全5棟の建て替えの検討を始めると明らかにしました。

 

 三ツ沢公園のマンションでも当初、問題になったのは杭で、施工不良により杭が地下の強固な地盤「支持層」に達していないものがあると判明しました。うち2棟では構造上の危険性があるため、横浜市から是正勧告を受けています。

 

 とりわけ危険性が高い「B棟南」は全住民が退去する事態となり、この棟は建替えるが、勧告を受けたもう1棟を含む残り4棟は補修で対応する方針でした。

 

 ところが、不安に駆られた住民が、マンションの地下で配管などを収める「ピット」と呼ばれるスペース内を確認したところ、コンクリートのひび割れを発見Sました。昨年11月に住友不動産や、工事を手掛けた熊谷組に調査を依頼した結果、速報値ながらも、コンクリート内の鉄筋の不適切な切断が約20カ所見つかったといいます。

 

 理由は「コア抜き」と呼ばれる作業の不備です。これは、本来なら配管などを通すためにコンクリートの施工時に開けておく「スリーブ」と呼ばれる穴を、施工後に開ける作業のことです。その際、コンクリート内を通る鉄筋を避けて穴を開けるか、鉄筋を切断した後に補強する、もしくは切断したままでも安全性を保てるかどうかを確認する必要がありますが、その作業を怠っていたものとみられます。


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