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管理組合の監事とは?

2016年02月11日

監事の役割は、一般的に管理組合の会計監査だけと思われがちですが、実はもう1つ重要な職務があります。それが業務監査です。業務監査は、各理事が法令や管理規約等を遵守して業務を執行しているか、業務の執行にあたり不正な行為を行っていないかをチェックするのが主な内容になります。この内容は、区分所有法及び標準管理規約で次の様に規定されています。

 

区分所有法50条では「管理組合法人の監事は、法人の財産の状況を監査すること(会計監査)」、「理事の業務の執行状況を監査すること(業務監査)」、「法令や規約等に違反し、又は著しく不当な事項があると認めるときは、集会に報告すること」と規定しています。また監事は、独立性と客観性を担保するため、理事または使用人との兼務が禁止されています。以上の規定は、法人格を持たない管理組合においても、ほぼ同様の規定が標準管理規約41条に置かれています。

 

さて、法律や規約を見る限り、確かに監事には理事会への出席義務はありません。仮に出席した場合でも意見を述べることはできます。しかし、決議に加わることはできません。そうであるならば、監事が理事会に出席する理由はどこにあるのでしょうか。

 

1つは、公平・中立な立場から理事会運営の問題点や不正の有無を確認し、ときには是正を求めていく必要があるからです。2つ目は、理事会に参加することにより、お金の流れや業務の流れがより鮮明になり、職務が円滑に進むからです。「リアルな現場を知る」。監事とて例外ではありません。

 

よって監事に就任された方々は、理事会や組合活動に積極的に参加するほか、事前に議案書・議事録等の重要資料にも必ず目を通すようにしましょう。


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